解説

集客ブログの始め方(全体像)

会社やお店、個人の活動を検索やAI検索から知ってもらうためのブログは、思いついた話題を書き並べるだけでは育ちません。最初に読者とゴールを決め、検索される言葉を洗い出し、決めた頻度で書き続け、公開後の反応を見て直すという4つの動きを繰り返すことが土台になります。ここでは、道具を使わずに自分の手で始める場合の考え方を、順を追って説明します。同じ考え方を土台に、集客ラクダによる自動化についても記事の終わりで取り上げます。

公開日

経営者が最初の設定を1つずつ終えていく場面のイラスト

書く前に決めておくこと

ブログを始める前に、誰に何を届け、読んだ人にどんな行動を取ってほしいかを決めておきます。問い合わせをしてほしいのか、来店してほしいのか、資料を請求してほしいのかによって、書く内容も記事の終わり方も変わります。

地域の生活者に向けるのか、他社の担当者に向けるのかによっても、使う言葉や説明の詳しさは変わります。同じ「集客」という言葉を使っていても、想定する読者が違えば、書くべき内容はまったく別物になります。たとえば地域密着の店舗なら「近隣の生活者に来店してもらう」、対法人のサービスなら「担当者から問い合わせをもらう」というように、業種によって典型的な組み合わせがあります。自社に近い例を思い浮かべると、決めやすくなります。

あわせて、自社の強みや対応できる悩みを言葉にしておくと、次の工程で洗い出すキーワードの手がかりになります。ここを飛ばしていきなり書き始めると、誰の検索にも刺さらない記事になりがちです。

  • 読者は誰か(地域・業種・悩みの深さ)
  • 読んだ後にしてほしい行動(問い合わせ・来店・資料請求など)
  • 自社が答えられる悩みや疑問の一覧

決めた内容は、メモ程度でよいので書き留めておきます。書きながら判断に迷ったときに読み返す基準になり、複数人で記事に関わる場合は認識をそろえる材料にもなります。

始め方の5つの手順

決めることが済んだら、次の手順で進めます。手順を入れ替えて、キーワードを決める前に書き始めると、後から方向転換が必要になり手戻りが増えます。順番を守ることが、結果的に一番の近道になります。

  1. 読者とゴールを決める(前の節の内容)
  2. 読者が検索しそうな言葉を洗い出す(次の記事で詳しく説明します)
  3. 記事を置く場所を用意する(自社サイトの一角や、独自ドメインのブログ)
  4. 無理のない頻度を決めて、決めた曜日に書いて公開する
  5. 公開後の反応を見て、タイトルや説明文を直す
記事を置く場所向いているケース
既存サイトの一角に追加するまずは費用や作業を抑えて小さく始めたい場合
独自ドメインで新しいブログを作るデザインや構成を含めて本格的に育てていきたい場合

特に手が止まりやすいのは2番目のキーワード探しと、4番目の書いて公開するという反復です。この2つについては、次の記事以降で個別に詳しく説明します。5番目の「反応を見て直す」は、Search Console(Search Consoleの見方)のような無料ツールで具体的な見方を確認できます。

最初の数本は、この5つを1周するための練習だと考えて構いません。1周してみると、どこに時間がかかるか、どこでつまずくかが具体的に分かります。

更新を止めないための工夫

更新が止まる一番の原因は、書く時間の確保と、次に書く話題探しの2つに集約されます。あらかじめ話題の候補を10個ほどリストにしておき、書く前に選ぶだけの状態にしておくと、着手のハードルが下がります。話題が尽きたと感じたときは、顧客からよく聞かれる質問・季節の変わり目に増える悩み・読者が抱きがちな誤解、という3方向から考えると、案外すぐに候補が埋まります。

文章の型(導入・見出し・まとめ)を決めておくのも有効です。毎回ゼロから構成を考えるより、決まった型に当てはめる方が早く書けます。型の作り方(読まれる記事の構成)は、次の記事で詳しく説明します。

  • 話題の候補リストを常に10個前後持っておく
  • 見出しの型を決め、白紙から考える時間を減らす
  • 1本にかける時間の上限を決め、完璧を目指しすぎない
  • 書く作業を分担できる場合は、話題選びと執筆の役割を分ける

書く作業そのものを人に任せられる環境であれば、話題選びと構成づくりだけを自分が担当し、執筆は分担するという方法もあります。反対に1人で回す場合は、決めた頻度を下げてでも継続を優先する方が、長い目で見て積み上がる記事の本数は多くなります。

つまずきやすい点

次の表は、始めたばかりの段階で出会いやすい症状と、起きやすい原因、対処の方向をまとめたものです。自社の状況に近いものがあれば、そこから手をつけてみてください。

症状起きやすい原因対処の方向
数か月で更新が止まる話題探しと執筆の両方を毎回ゼロから行っている話題の候補と文章の型をあらかじめ用意しておく
書いても検索から人が来ない読者が検索する言葉ではなく、自分が書きたい話題を選んでいる検索意図から逆算してキーワードを選び直す
読まれるが問い合わせにつながらない記事の最後に次の行動への案内がない記事末尾に問い合わせや相談への案内を置く
専門用語が多く、読者が読み切れない業界内で使う言葉をそのまま本文に書いている読者が実際に使う言葉に言い換える

複数の症状が重なって出ている場合は、原因を1つずつ切り分けるより、まず更新を止めない仕組み(前の節)を整えるところから着手すると、他の症状も併せて改善しやすくなります。

集客ラクダではどうなるか

集客ラクダは、ここまでの手順をプロジェクトの7つの工程に置き換えます。読者像や届けたい行動は工程の基本設計で、検索される言葉はキーワード調査とSEO設計のキーワード調査で、書いて公開する部分は記事の自動生成(承認制・自動公開)の自動生成で担います。

工程は基本設計・カテゴリ・導線・スケジュール・出力先・SEOの順に並び、その下に生成された記事の一覧が続きます。上から順に埋めていくだけで、この記事で説明した5つの手順がひととおり整います。小さく始めて様子を見たい場合も、最初から作り込みたい場合も、工程の埋め方自体は変わりません。

話題探しと執筆の負担が要らないため、ブログを書く時間がない理由と解決方法やブログ更新が3か月で止まる理由と解決方法のように更新が止まる原因そのものが起きにくくなります。公開後の反応を見て直す部分は、Search Consoleの見方で説明する検索実測をもとに自動で行われます。記事の構成や記事どうしのつなぎ方についても、それぞれ読まれる記事の構成と内部リンクと用語集でサイトを育てるで説明していますので、始め方の全体像をつかんだ後は、順に読み進めてみてください。

よくある質問

集客のためのブログは何から始めればいいですか。

まず読者と、読んだ後にしてほしい行動を決めてください。そのうえで検索されそうな言葉を洗い出し、無理のない頻度で書いて公開し、反応を見て直すという流れに乗せていきます。

更新の頻度はどれくらいがいいですか。

続けられる頻度から始めるのが基本です。高い頻度で始めて数か月で止まるより、少ない本数でも継続できる方が、検索エンジンからの評価は積み上がります。

何を書けばいいか分からないときはどうすればいいですか。

顧客からよく聞かれる質問や、商談の場で説明することが多い内容を書き出してみてください。検索されやすい言葉の探し方はキーワード選定の基本で説明しています。

効果が出るまでどれくらいかかりますか。

検索エンジンの評価には時間がかかるため、数本公開しただけで判断せず、更新を止めずに数週間から数か月単位で反応を見ていく前提で考えてください。

自分の集客メディアを、今日から育て始める

アカウントを作り、プランを選んで最初のプロジェクトを設定してみてください。